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先輩社員の声 vol.4「日産自動車九州」

日産自動車九州株式会社
工務部 第一技術課 渡邊 美智雄さん

Q1.現在の会社に興味をもった理由は何ですか?

学生の頃、将来は私たちの暮らしに欠かせない身近なものづくりに携わりたいと思っていました。もともと自動車に興味があったことに加え、高等専門学校で学んだ電気工学や流体力学の知識を活かせると思い、自動車製造の分野を選びました。なかでも日産の「エクストレイル」が憧れの車だったので、生産を行う現場で働けるということも魅力に感じました。また地元企業であることや福利厚生も当社に興味をもつきっかけになりました。

Q2.仕事内容とやりがいを教えてください。

「日産自動車九州」で行われている自動車製造には、車体を形成するパネルをつくる「プレス」、溶接でパネルを繋ぎ合わせる「車体組立」、色付けの「塗装」、ボディにエンジンやガラスなど何千点もの部品を取り付ける「組立」の4工程があり、私は「組立」工程の技術者として働いています。組立を行う際に作業者が使う設備の検討や導入が主な業務で、現場の作業者に改善点のヒアリングを行い、なるべく体に負担をかけず効率よく作業を進められるように環境を整えています。新しい設備を取り入れる時や新車種の生産が始まる時には責任を感じる場面も多いですが、生産ラインがスムーズに動き出し、当社でつくられた自動車が道路を走っているのを見かけた時にはうれしさとやりがいを感じます。

Q3.印象に残っている仕事はありますか?

タイヤ組み付けに係る設備導入業務です。タイヤは組み付ける際、真円性を保つためにホイールとタイヤに目印を付ける必要があります。以前は蛍光色の目印を使用していましたが、ブラックライトを照射した時だけ見える目印への変更が計画され、実際の導入に携りました。品質保証グループや作業用ロボットのメンテナンスグループなど作業に関わる担当者との調整を行い、無事に成功させたことが印象に残っています。見栄えがよくなったことがうれしかったですし、生産ラインを止めることなくスムーズに新しい設備に切り替えできたことも仕事への自信に繋がりました。また2022年にモデルチェンジした「エクストレイル」「セレナ」の設備導入も思い出深い仕事のひとつです。かなりハードな経験でしたが、グループで力を合わせて乗り越えたことがいい思い出になっています。

Q4.職場の雰囲気はどうですか?

私が所属している第一技術課には、若手からベテランまで経験も世代も幅広い約80人の技術員がいます。入社当時は同年代が少なかったのですが、近年は若手の育成に力をいれているため後輩の技術員も増えて活気があります。また製造部門から異動してきた方や、中途入社の先輩からは経験に基づく話を聞いたりアドバイスをもらったりすることも多く、さまざまな人材がいる環境ならではの学びも多いですね。そのほかに趣味を一緒に楽しむことや、交流会の開催など職場外での付き合いも程よくあり、コミュニケーションを取りやすい環境です。

Q5.会社の魅力と今後の目標について教えてください。

入社6年目となり現在は23名が在籍する設備工程グループのリーダーを任されるなど、成長の機会を与えてもらえることをありがたく感じています。以前は自分の仕事を進めることに精一杯でしたが、リーダーになったことでグループ全体の進捗状況や会社への貢献度なども考えるようになりました。「いなくなったら困る」という上司からの言葉にますます応えられるよう技術を高め、お客さまにもっと満足してもらえるような質の高い自動車をつくっていくのが今後の目標です。また年次有給休暇が取りやすいためプライベートが充実し、ワークライフバランスが整うのも当社の魅力だと思います。

Q6.学生の皆さんへ、メッセージをお願いします。

特に若いうちは、「これしかしたくない」と固執するのではなく、さまざまなことに興味をもつことが大切だと思います。柔軟な考えをもち、何事にも前向きに取り組んでいるとチャンスは多くやってきますし、自分自身の技術の向上にも繋がるのではないでしょうか。仕事のやりがいを大切にしつつ、プライベートも重視しながら将来の働き方を考えてみてください。

※掲載情報は取材当時(2024年3月時点)のものです

日産自動車九州株式会社

福岡県京都郡苅田町新浜町1番地3

https://www.nissankyushu.co.jp/